本を読む時間の作り方を伝授!忙しい人にオススメの効率的な読書術も解説します

※2025年2月18日更新
ブックスドリームの安田です。
いつも弊社ブログをお読み頂きありがとうございます。
読みたい本はたくさんあるのに読む時間がないと悩む人も多いのではないでしょうか。読書をするためにはある程度まとまった時間が必要であり、いつのまにか「積読」の状態になっている方も少なくありません。
そこで今回は、参考書や専門書・大学の教科書、医学書、予備校テキスト・教材を専門に16年以上買取と販売を行い、500万名以上にご利用いただき、45万件以上の買取と4000万冊以上の取扱い(2025年1月時点)をしてきた弊社が、忙しい人にオススメの効率的な読書術と専門書・学術書・技術書などの難解な本を効率的に読むコツについて解説していきます。仕事や育児などに追われて読書の時間が取れないと悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
目次
日本人はどのくらいの時間を読書に充てている?
日本人はどれくらいの時間を読書に費やしているのでしょうか?文化庁が行った「平成 30年度国語に関する世論調査」によれば、全体の47.3%の人が1ヶ月に1冊も本を読まないそうです。また、読書数が月に1冊の人を合わせると全体の85%にものぼり、月に複数の本を読む人はわずか15%しかいないということがわかります。
また、2020年に行われた調査によって、大学生の1日の平均読書時間は32.1分ということがわかっています。普段勉強や研究で多くの本を読んでいる大学生でも、十分な時間を読書に充てているとはいえないようです。
日常生活で本を読む時間を確保するメリット
日常生活に読書を取り入れるのは難しいことですが、本を読むことで得られるメリットは数多くあります。ここからは、本を読むことによって得られるメリットについて見てみましょう。
気分転換ができる
本を読むことはよい気分転換になります。テレビを見たりゲームで遊んだりするのは簡単ですが、読書にはテレビやゲームでは得られない楽しさがあります。知的好奇心をくすぐられる読書を習慣にすることで、仕事の生産性も上がるようになるでしょう。
仕事やプライベートで使える知識が増える
読書をすることで、幅広い知識を身につけることができるようになります。仕事に直結する内容の専門書や技術書を読めば仕事に役立ち、お金に関する本を読めば貯蓄や資産運用の際に役立つでしょう。
想像力・創造力・論理的思考力がつく
小説を読むことで、人の心情を理解する力や想像力などが身につくようになります。また、専門書や学術書を読めば、勉強や仕事に役立つ論理的思考力を伸ばすことができるようになります。このような能力は本を読むことで自然と身につきますので、興味のある分野の本だけではなく、幅広いジャンルの本を読むようにしましょう。
豊富な語彙力がつく
本の中ではさまざまな言葉が使われるため、本から豊富な語彙力が身につきます。語彙力がつくと、話したり文章を書いたりするときの表現力が高まり、コミュニケーション能力が飛躍的に向上します。その結果、仕事での上司や同僚、取引先や顧客などと、コミュニケーションがスムーズに行えるようになるでしょう。
さまざまな情報の中から重要なポイントを読み取る力がつく
たくさんの本を読むことで、多くの情報の中から重要なポイントを読み取る力がつきます。多くの文字や文章に触れることは、有益な情報を見つける訓練にもなるのです。なお、この能力は本を読むときだけでなく、仕事などで使う資料に書いてある数字を読み解く能力などにつながります。
忙しい人でもできる!読書時間の作り方
日々の仕事が忙しく、読書の時間が確保できない場合、どうすれば読書時間を作れるのでしょうか?ここからは、比較的簡単にできる読書時間の作り方について解説していきます。
自分の1日のスケジュールをまとめて、空き時間を作る
まずは1日のスケジュールを見直してみましょう。その中で、特に用もなくスマホをいじっている時間や、ボーっとしている時間などがあればそれらの時間を読書に充てます。
ほかにも、通勤時間やテレビを見ている時間なども、読書時間の候補になるでしょう。特に意識して1日のスケジュールを立てているわけではない場合、その中のどこかに空き時間があるはずなので、スケジューリングして空き時間を見つけましょう。
常に手元に本を置いておく
常に本を手元に置いておくと、ちょっとした空き時間に読むことができます。本を置くのにオススメの場所として、テーブルの上やトイレ、お風呂などが挙げられます。
また、外出しても本が読めるよう、かばんの中に入れておくのもよいでしょう。このように、いつでも本を読めるような環境を作っておくことが大事です。
ボーっとしている暇があったら本を読む
1日の中でボーっとしている時間があった場合、その時間に本を読みましょう。また、ボーっとしている時間はついスマホを見てしまいがちです。意識してそのような時間を読書に充てると、読書時間を増やすことができます。
電子書籍を活用する
電子書籍を活用すると、手元に本がなくてもスマホなどで読書ができます。また、電子書籍なら本棚を整理する必要もなく、より手軽に本を読めて便利です。
専門書などの難解な本も効率的に読めるコツを解説!
専門書や学術書、技術書などの難解な本を読むには多くの時間がかかりますが、これらの本を効率的に読むためにはどうすればよいのでしょうか?ここでは難解な本を読むコツについて解説していきますので、気になる方はチェックしてみてください。
読む日時を決めておく
まずはあらかじめ本を読む時間を決めておきましょう。朝の出勤前や通勤時間など、具体的に時間を決めておくことで読書時間を確保できるようになります。逆に、時間を決めておかないとなかなか読む気にならず、後回しにしてしまうようになります。
「朝」または「就寝前」に読む
朝や就寝前に読書の時間を取りましょう。朝はまだ体や頭が疲れておらず、読書に集中しやすい時間といわれています。しかし、朝が苦手な方も多く、朝食の準備や子どもの対応などで忙しくなりがちなため、自分の生活スタイルに合わせて取り入れるようにしてみてください。
また、就寝前も読書にオススメの時間帯です。体が疲れているため難しいかもしれませんが、切りのよいところまで読み終えたらそのまま寝てしまうこともできるので、間接照明などを使ってリラックスしながら読んでみましょう。
目次をざっと見て、必要と思われるところだけを読む
難解な本を読むときは、まず目次を確認しましょう。そして、どのような構成で書かれているかを確認し、自分が読みたいところを探して読みます。このようにすることで、最小限の労力で読み進めていけるようになります。
熟読をしすぎない
本の内容に難解な箇所があるからといって、そこだけに集中して熟読しすぎないということも重要です。一ヶ所を読むことに時間が取られすぎてしまうと、ほかの箇所を読む時間がなくなってしまいます。わからない箇所があったときは付箋を貼っておくなどして印をつけ、時間ができたときに調べたり人に聞いたりしましょう。
読書中はスマホの電源をオフにする
読書中はスマホの電源をオフにしましょう。スマホの通知が気になってしまうと、本を読むことに集中できません。
また、本を読むのに疲れるとついついスマホを手に取ってしまい、気づいたらTwitterやInstagramに夢中になっていたという方も多く見かけます。そのようなことを避けるためにも、スマホの電源は切っておきましょう。
1冊の本に集中しすぎない
1冊の本にだけ集中してしまうと、ほかのジャンルの本を読めなくなります。特に、難解な本を読んでいるとどうしてもその本だけを読み進めていくようになってしまいます。1冊の本だけしか読まないと情報が偏るため、できるだけ多くの本に触れることが重要です。


まとめ
今回は、本を読むとどのようなメリットを得られるのか、どうすれば本を読む時間を確保できるのか、専門書・学術書・技術書などの難解な本を効率的に読むコツどについて解説しました。
仕事や家事などで忙しい人でも、少しの工夫で読書時間を作ることが可能です。1日のスケジュールをまとめて空き時間を作る、常に手元に本を置いておくなど、自分に合った方法を実践してみてください。
また、難解な本がなかなか読めないという方は、スマホの電源をオフにしてから読むようにしましょう。不要なネットサーフィンなどをすることなく、集中して本が読めるようになります。慣れていないと難しいかもしれませんが、自分にとって集中しやすい環境を整えて、じっくりと好きな本を読んでみてください。
技術書の読み方や難しい本・分厚い本全般の読み方については以下の記事で詳しく解説していますので、是非こちらも参考にしてみてくださいね。
【関連記事】難解な技術書の読み方!苦手な人も実践できる11のポイントを解説します
【関連記事】難しい本・分厚い本の読み方を伝授!苦手な人も読めるようになる10のポイント
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