難解な技術書の読み方!苦手な人も実践できる11のポイントを解説します
※2024年10月1日更新
難解な技術書の中にある知識や技術を自分のものにしたいのに、難しくてなかなか読み進められず、途中で挫折してしまう方も多いのではないでしょうか。
技術書がうまく読めない原因には、その読み方にある可能性があります。
そこで今回は、参考書や専門書・大学の教科書、医学書を専門に15年以上買取と販売を行い、500万名以上にご利用いただき、40万件以上の買取と3600万冊以上の取扱い(2024年1月時点)をしてきた弊社が、難解な技術書を読む際に実践すべき11のポイントについて詳しく解説していきますので、技術書に苦手意識を持つ方はぜひ参考にしてください。
目次
技術書には読み方がある
技術書には非常に難解なものが多く、簡単には読み進めることができません。技術力が高いプログラマーは何冊もの技術書を読んでいますが、どうすればそんなことができるのか疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
たしかに優秀で理解力が高ければ、難解な技術書も簡単に読むことができるでしょう。しかし、不慣れな方でもいくつかのポイントを押さえれば、難解な技術書もスムーズに読み進めていくことができるようになります。
技術書の読み方!苦手な人も実践できる11のポイント
特に初学者の方は、難しい単語や言い回しにつまずいてしまうことが少なくありません。技術書がなかなか読めないという方は、これからご紹介する11のポイントをぜひ実践してみてください。
①あらかじめ制限時間を決めて読む
技術書は書いてある内容が濃いため、時間を区切らずに技術書を読むと、いくらでも時間をかけることができてしまいます。しかし、何時間も読んでいると疲労が溜まるほか、最終的には読むのが嫌になってしまうでしょう。
そんなときは、1時間だけ読む、昼食の時間まで読むなど、時間をあらかじめ区切っておくことをおすすめします。短時間で読むようにすると、集中力を切らすことなく読むことができます。本を読む集中力はあまり長く続くものではないので、ある程度制限時間を決めておきましょう。
②自分に必要な章だけを重点的に読む
技術書にはいくつかの種類があります。具体的には、全体を通して読むことで一つのテーマを理解できる教科書タイプと、1つのジャンルの内容が網羅的に書かれている辞書タイプに分かれます。
教科書タイプは全体を通して読む必要がありますが、辞書タイプはすべてを読む必要はありません。また教科書タイプでも、内容によっては必要な箇所だけ読めばOKです。読む箇所を決めておくことでメリハリがつき、本当に必要な知識を素早く覚えることができるでしょう。
③自分のペースで読む
ほかの誰かが何冊も読んでいるから自分ももっと早く読みたいなどと焦るのではなく、自分のペースで読むことをおすすめします。最初は読むのが遅くても、内容が頭に入ってくれば徐々に読むペースも上がっていくようになります。理解が追いつかないときは、ゆっくりと読み進めて確実に理解することが重要です。
④暗記はせず、背景・理由をしっかりと覚える
技術書の内容を覚えたいからといって、その内容を暗記するだけでは理解が進みません。たとえば、プログラミング言語の技術書で、「○○という関数はこのような場面では使わず△△を使う」という場合、その事実だけを覚えても、その後の応用が利かなくなってしまうおそれがあります。「○○関数はこういう問題があるため場面を選ぶ」など、その背景や理由を正しく理解すればほかの分野でも応用が利くようになるので、単なる暗記に頼らず、自分の頭で考えるクセをつけるようにしましょう。
⑤頭の中に「インデックス(索引)」を作る
本の内容を最初から順番に理解するのではなく、目次や内容を見て頭の中に「インデックス」を作りましょう。この本はどういう構成で書かれており、どこにどのようなことが書いてあるのかをまず理解することがポイントです。
インデックスを作ることで、今読む必要があるのはどこなのかがわかるようになります。また、わからないことがあったらどこを読めばよいかもわかります。逆にインデックスを作らないと、最初から最後まで時間をかけて読むことになってしまうでしょう。
⑥わからない単語・内容はノートにメモする
読んでいてわからない単語や内容が出てきたら、いったんノートにメモしましょう。丁寧に書く必要はなく、自分で読み返してわかればOKです。
たとえば、プログラミング言語の技術書で○○関数の使い方がわからないといった場合、いったん関数の定義をノートに書き込みます。読むだけではなく、書いて見ることで定義の詳細や必要な引数の型などを理解できることがあります。
また、難解な構造の問題を理解できない場合には、時系列や要素別などいくつかのパーティションを作り、自分なりの解釈を書き込んでいくのもよい方法です。難解な構造をまとめて理解するのは難しくても、いくつかのパーティションに分けてみることでより理解が深まる場合もあります。
⑦重要な箇所は「写経」する
重要な箇所は「写経」、つまり丸写しするのもよい方法です。単純に書き写すことで、じっくり読むことと同じ効果があり、比較的スムーズに覚えられることがあります。
⑧自分の言葉や手でアウトプットする
単に読むだけでなく、自分の言葉でアウトプットするのも非常によい方法です。たとえば、人に説明する、自分なりのノートを作るなどが挙げられます。
人に説明するには、その内容を十分に理解していないとできません。人に説明しようとすることで自分の中にその知識が定着し、より深い理解につながります。
また、難解な内容をイラストにして説明する、表やフローなどを使ってわかりやすくあらわすなどの方法も有効です。単に書き写すのではなく自分の言葉で言い換えることで、難しい知識を自分のものにすることができるようになるでしょう。
⑨わからないことを相談できる環境を作る
わからないことがあれば、先生や教授などに相談しましょう。一人で悩んでいてもなかなか解決にはつながりにくいので、有識者に相談することも重要です。
⑩経験値が上がった段階でもう一度読み返す
一度理解して経験値が上がった段階で、もう一度読み返しましょう。いろいろな事実を知った状態であれば、「この説明が特にスマートで無駄がない説明だった」など、今までわからなかったところが理解できるようになることも少なくありません。
また、一度読んだときに理解したつもりでも、実はうろ覚えであったことに気づくケースも多くあります。新たな学びを得ることにもつながるため、一度読み終えた本も、時間を空けて再び読んでみてください。
⑪自分に合わない本は読むのをやめる
説明の仕方がわかりづらい、そもそも内容が難解すぎるなど、自分に合わない本を無理に読む必要はありません。買ってしまったから全部読まないともったいないと思うかもしれませんが、合わない本に貴重な時間を費やしてしまうほうがもったいないといえます。数ヶ月後や数年後など、あらためて読む機会があるかもしれないので、合わない本はいったん読むのをやめて、今の自分に合っている本を探しましょう。
まとめ
今回は、技術書を読む際の11のポイントについて詳しく解説しました。少々難解な内容が書いてある技術書を読み進めるためには、単なる暗記ではなく、その背景部分を十分に理解する必要があります。また、自分に合ったレベルの本なのかを一度確認し、仮に合わない場合には読む本の種類を変えていくことも考えなければなりません。
また、本の内容をアウトプットする、わからない単語は随時調べるなど、時間をかけて理解することも重要です。慣れないうちは大変かとは思いますが、自分なりに工夫して、少しずつ読み進めていきましょう。
技術書はじめ難しい本・分厚い本全般の読み方については以下の記事で解説していますので、是非こちらも参考にしてみてください。
【関連記事】難しい本・分厚い本の読み方を伝授!苦手な人も読めるようになる10のポイント
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