スタッフミーティングを実施しました|最低賃金上昇を受けて

2018年11月17日社員採用情報,スタッフ勉強会

皆様こんにちは、ブックスドリームのKです。

季節はすっかり秋となり、一日の中や週によって寒暖差が大きくなってきましたが、皆様風邪など体調を崩されたりしていませんか?

世間では風邪が流行りだし、インフルエンザも出始めているという話も聞きますので、健康管理には十分ご注意下さい。

さて本日は、過日行われた社内勉強会の様子を紹介いたします。

まず本日の議題として話し合われたのは、最低賃金が平成30年10月1日より上昇したことでした(実際には地域により最低賃金の変更適用日は異なります)。

最低賃金上昇の流れは以前から続いており、来年も予想されています。

これを受け、弊社でも今後について様々、議論が交わされております。

最低賃金は毎年上がり続けており今後も人件費の上昇はほぼ確定しているため、これをどのように考えるかが重要となります。そこで、選択肢として挙げられたのが以下の3点です。

  1. 人件費増の分だけ価格転嫁を行いお客様にご負担いただく。
  2. 従業員数を減らし経費増を抑える。
  3. 経費増があった分だけ業務改善を行い効率化を図る。

他にも大小いくつもの考えや対策が提案されましたが概ね以上になりました。

1は弊社の要となる買取や販売事業のお客様満足が低下してしまっては本末転倒であり、弊社が現在行っている「買取価格25%アップ」などの経費削減分を最大限お客様に還元させて頂く施策ともずれてしまいます。当然これはとるべき施策とはなりません。

2の従業員削減を行ってしまうと、生産性や品質の低下に繋がりかねません。弊社としては、最も避けるべき事態です。

従って、弊社が選択したのは3の「経費増があった分だけ業務改善を行い効率化を図る」でした。

これまでにも同様の議論は度々行われ効率化を進めてきましたが、スタッフ全員の意識統一がなければ部署としての効率化は望めません。改めて意識統一を図るため議題に上がりました。

最低賃金上昇のほか、2019年4月から施行される働き方改革もあるため、より意識統一が重要となります。

働き方改革については以前からも議題に上がっており、度々話題となる内容でもあります。

以前のブログでも触れていますが、働き方改革について簡単に説明すると、以下の2点があります。
・時間外勤務が月100時間に限定されること
・有給休暇の5日の取得が義務付

弊社では既に対応を進めており、まずは有給休暇の全取得を目標に、各人が繁忙期と平常時を見極めながら、有給休暇を取得しています。各人、最初はとまどうところもありながらも「ワークライフバランス=仕事と私生活の充実」に取り組んでいます。

このように従業員の立場からすれば、最低賃金上昇・時間外勤務の削減、有給休暇が取りやすい環境となる良いことばかりの内容ととることもできます。

しかし、もう少し先まで目を向けてみると、最低賃金が上昇したということは、賃金という経費が上昇したことに見合う結果をリターンしなければ、労働時間の減少がイコールで、サービスレベルの低下を招きます。

経費増に加えて、サービスレベルが低下し、お客様満足が低下すれば負の連鎖が起き始めることになってしまいます。

売上が減少し、アップした経費が利益を圧迫する。となれば、設備投資ができず、業務の効率化を図れなくなり、新規採用も見合わせることになります。

さらに一層、既存の従業員への負担が増え、果ては離職率も上がってしまう。こうなると歯止めが効かなくなります。

このような事態は従業員全員で食い止めなくてはなりません。

現在、それぞれのスキルを上げるべく挑戦をしている中で時間を削減しつつ、さらにレベルを上げた仕事をしなければならないというのは簡単なことではありません。

しかし、時給や給与がアップした分に加え、時間外勤務の削減により品質を落とさず生産性の向上を達成できた従業員は、さらに会社から必要とされる人材へと成長することができ、その分さらに給与や時給で高い評価を受けるということでもあります。

また、これまでに行ってきた各人のスキルアップや工夫、社内施策や業務全体の改善、お客様への還元などで一定の道筋が見えてきました。

そして、弊社では従業員全員が会社から必要とされる人材へ成長するべく今回の話し合いの議題となりました。

弊社では最低賃金の上昇に合わせ、時給の高低に関わらず全アルバイトスタッフの時給を引き上げました。そして、全社員の給与も引き上げました。これは全ての従業員にとって喜ばしいことです。

しかし、会社は従業員の将来に期待して給与を引き上げたわけですから、昇給・昇格した人は、昨年と同じレベルではいけない。すなわち、そこをベースとしてさらなる飛躍の期待値が上がっているので、より成長していかなければ期待に応えることができないということでもあります。

そして、その成長が会社自体の成長に結びつくように取り組まなければならないと全員の意識統一が行われました。


現実問題として直面している、EC業界全体に影響のある配送料上昇の問題も、より一層の生産性と品質の向上を求めています。

日々変化し続けるEC業界に身を置く弊社も時代の変化を受け入れ、従業員一人一人が常にお客様、会社、周りのスタッフから評価されているという自覚を持って意識を向上させ、無駄を見つけ、削減し、生産性と品質の向上に取り組んで参ります。

そして、その結果として、

弊社をご利用いただいたお客様にご満足いただき続けること、目標を達成した従業員がより高い評価とふさわしい待遇を受けられる環境を創ることが目標です。

今後ともブックスドリームをよろしくお願い申し上げます。

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ブックスドリーム 編集部
ブックスドリーム 編集部ブックスドリーム 編集部
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