共通テストの赤本は買うべきか?黒本・青本との違いや合格に近づく勉強方法を解説

※2025年6月4日更新
ブックスドリーム 編集の”まえだ”です。
いつも弊社ブログをお読みいただきありがとうございます。
大学入試共通テストにも、赤本が存在することをご存じでしょうか?赤本と言えば、各大学の過去問題集というイメージが強い方も多いかもしれませんが、実は共通テストにもあるのです。大学入試における、全国統一テストの本番である共通テストに悔いを残さないためにも、赤本を活用しましょう。
そこで今回は、参考書や赤本、予備校テキスト・教材を専門に16年以上買取と販売を行い、500万名以上にご利用いただき、45万件以上の買取と4000万冊以上の取扱い(2025年1月時点)を行ってきた弊社が、大学入試共通テストの赤本を買うべきか迷っている方へ向けて、赤本と黒本・青本の違い、赤本を買うべき理由、赤本で効率良く勉強をするポイント5つを解説します。
共通テストの赤本を買うか迷っているという受験生は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
共通テストの赤本とは?
大学入試共通テストは、国公立大学だけでなく、私立大学の入試でも大いに活用されています。その赤本とは、これまでの共通テストの過去問と解答・解説、さらには問題傾向の分析、実践創作問題などが載っているもので、教学社が出版しています。
共通テストにおけるさまざまな教科のものが出版されており、たとえば英語の詳細は以下のとおりです。

<「共通テスト過去問研究 英語 リーディング/リスニング」(教学社編集部)>
・共通テスト赤本シリーズ
・共通テストの基礎知識、対策講座、攻略アドバイス、実践創作問題など
・過去問・解答・解説は本試験各5回分、追試験各2回分
・マークシート解答用紙2枚
共通テストの赤本はネット通販でも購入できますが、まずは店舗で実際に手に取って見てみるのも良いでしょう。内容としても問題数が多く、解説や傾向の分析など役に立つ情報が満載です。
共通テストの赤本と黒本・青本との違い
共通テストの過去問対策ができる問題集には、赤本だけでなく、黒本・青本もあります。これらの違いは、以下のとおりです。
【共通テストの赤本と黒本・青本との違い】
共通テストの過去問題集の種類 | 出版元 | 内容 |
赤本 | 教学社 | 共通テスト本試験の過去問題集 |
黒本 | 河合出版 | 全統共通テスト模試(河合塾主催)の過去問集 |
青本 | 駿台文庫 | 共通テスト本試験の過去問、駿台オリジナル問題集 |
それぞれの違いや特徴を見ていきましょう。
黒本とは、河合塾出版の表紙が “黒い” 問題集のこと
黒本は、河合出版が発行している共通テストの問題集です。表紙が黒いため、通称「黒本」と呼ばれています。内容は、共通テスト対策として、年間のべ299万人の受験生が受ける河合塾主催の「全統共通テスト模試」などの過去問と、直近の「共通テスト本試験」の問題です。
さまざまな教科のものが出版されており、たとえば英語の詳細は以下のとおりです。

<「共通テスト総合問題集 英語 リーディング」(河合出版)>
・共通テスト黒本シリーズ
・過去問・解答・解説は「全統共通テスト高2模試」「全統共通テスト模試」「全統プレ共通テスト」に加え、「前年度共通テスト本試験」も掲載
・共通テストの出題形式や難易度、時間配分などを分析した問題、詳細解説など
・マークシート付き
共通テストの黒本は、内容的に試験前の総点検にちょうど良い難易度だと言われています。本屋やネット通販で購入可能です。
青本とは、駿台文庫出版の表紙が “青い” 問題集のこと
青本は、駿台文庫が発行している共通テストの問題集です。表紙が青いため、通称「青本」と呼ばれています。内容は「共通テスト本試験の過去問3回分」と、駿台講師陣の総力を結集した「駿台オリジナル問題問題5回分」となっています。
さまざまな教科のものが出版されており、たとえば英語のリーディングの詳細は以下のとおりです。

<「大学入学共通テスト 実践問題集 英語リーディング」(駿台文庫)>
・駿台大学入試完全対策シリーズ
・共通テスト攻略のポイント、重要事項の直前チェック総整理など
・駿台講師陣の総力が詰まった駿台オリジナル問題5回分掲載
・過去問・解答・解説は本試験各3回分
・マークシート付き
青本では、駿台オリジナル問題5回分も掲載されているなど、とにかく問題数が多いのが特徴です。重要事項の直前チェックもできるので、共通テスト対策を早めに、じっくり計画を立てて進めていきたい受験生におすすめです。
共通テストの赤本を買うべき理由
「共通テストの赤本を買うべきかわからない…」と悩んでいる受験生は多いかもしれません。また、なかには「これまで共通テストの赤本の存在を知らなかった!」という方もいるでしょう。
ここでは、共通テストの赤本を買うべき理由を解説するので、赤本を買うべきか迷った際の参考にしてみてください。
<共通テストの赤本を買うべき理由>
・出題傾向を把握できる
・今の自分の立ち位置がわかる
・本番に備えた練習ができる
1つずつ見ていきましょう。
出題傾向を把握できる
どんな試験でも、その試験特有の出題傾向があります。出題傾向を把握しておくことで、限られた試験時間を有効に使うことが可能です。
2021年にセンター試験から大学入試共通テストに変更になり、2024年現在では、共通テストの過去問の回数も少しずつ増えてきた状況です。1点の差に泣かないためにも、過去問を活用して出題傾向を把握しておきましょう。
ご紹介したように、共通テストの赤本には、本試験の過去問が5回分+追試験2回分が掲載されています。本試験の過去問の回数に限って言えば、黒本では前年度分の1回のみ、青本では3回分なので、共通テストの出題傾向を知りたいなら赤本がおすすめです。
今の自分の立ち位置がわかる
赤本で過去問を解き自己採点をすることで、今の自分の学力の位置を知ることが可能です。過去の本試験においては、平均点や標準偏差(自分の得点が平均点とどのくらい離れているかという散らばり具合)も公表されています。周りの受験生とどの科目で差ができているのか、自分はどの分野が苦手なのかも把握できるでしょう。
本番に備えた練習ができる
赤本で多くの過去問を解くことで、共通テストの本番さながらのシミュレーションができます。どんな問題にどのくらいの時間をかけられるのか、捨てる問題はどれかなど、自分にとって攻略しやすい方法を探せるでしょう。
共通テストの赤本で効率良く勉強をするポイント
共通テストの赤本には、本試験と追試験をあわせて、合計で7回分の過去問が掲載されています。そのため「とにかく始めてみよう」と考えて、すぐに解き始める受験生も多いかもしれません。しかし、数をこなすだけでは、赤本を最大限に活用できません。
次の5つのポイントを押さえて、赤本で効率良く勉強をしていきましょう。
<共通テストの赤本で効率良く勉強をする5つのポイント>
・序章の「傾向と対策」を必ず読む
・時間配分を意識して解く
・弱点がなくなるまで、何度も繰り返し解く
・間違えた問題を見直す
・赤本ノートを作る
それぞれを詳しく説明していきます。
序章の「傾向と対策」を必ず読む
共通テストで高得点を狙うためには、テストの特徴や癖を知っておくことが大切です。共通テストの赤本を手に入れたら、まずは序章にある傾向と対策を読みこみましょう。各年度の出題分野が科目ごとにまとめられ、頻出分野についての情報も載っているので、確認してみてください。
時間配分を意識して解く
共通テストは、問題数が多いことで知られています。そのため、高得点を狙うには、制限時間内にどれだけ多くの問題を正確に解けるかが重要です。共通テストの過去問を解く前に時間配分の計画を立て、実際に解く際には、必ず時間をはかりながら行いましょう。
共通テストは問題数の多さから、慣れていないと制限時間内に解ききれないことも少なくありません。このような場合には、時間内で解けたのは全体のどの部分までかを確認し、時間配分を調整していく材料にしましょう。
間違えた問題を見直す
問題を解き終えたら、間違った問題の解説を読みこみます。復習の際に大切なのは、正解にたどり着くために必要だったキーワードや公式などを押さえることです。類題でも解けるように、この点はしっかりと確認しましょう。
弱点がなくなるまで、何度も繰り返し解く
解説を読みこんで自分の課題が見つかったら、何度も繰り返し解き直していきます。テストでの弱点は、繰り返し解くことで潰すことが可能です。
赤本ノートを作る
間違った問題を何度も繰り返して解き直す際に、何度も引っ掛かってしまう問題に出会うこともあるでしょう。そんなときは正解の答えだけでなく、なぜ不正解になったのかなどの分析を、1冊のノートに書いてまとめていくことをおすすめします。
このような「赤本ノート」は、試験の直前に自分の弱点を見直す際に、とても役に立ちます。赤本ノートでは、答え合わせの際に読んだ解説のなかで、知らなかった知識などもあわせて書き込んでおくと、さらに良いでしょう。
まとめ
大学入試共通テストの過去問題集には、赤本・黒本・青本という主に3種類があります。そのなかでも、赤本には最も多い合計7回分の過去問(本試験5回分+追試験2回分)が掲載されています。また、全国における現在の自分の立ち位置や弱点などを把握できることもメリットです。
ほかの試験と同様に、共通テストの出題にも教科ごとに傾向があります。共通テストを受けようと考えている受験生は、赤本で共通テストに慣れていくことがおすすめです。
ご紹介したポイントも押さえて、効率良く共通テスト対策をしていきましょう。
なお、当ブログではこの他にも「赤本の使い方や買う時期、解き始める時期」「合格に近づく活用アイデア」「効率的な解き方」「配点の調べ方」など赤本に関する役立つ情報を紹介しています。
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ぜひこれらも参考にして、志望校合格に近づいてくださいね。
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【関連記事】過去の赤本を入手したい!Amazonなどすばやく調達できる店舗を紹介します
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