赤本には配点が書いてない?どうしても知りたい場合の方法も解説します

※2025年2月18日更新
ブックスドリーム 編集の”まえだ”です。
いつも弊社ブログをお読みいただきありがとうございます。
大学受験を目指す受験生にとって人気の赤本ですが、実は問題の配点が載っていません。自分が解いた問題が何点なのかわからないうえに、採点基準も不明です。
過去問題集として長い歴史があり、非常に有名な赤本には、なぜ配点や採点基準が書いてないのでしょうか。そこで今回は、参考書や赤本、予備校テキスト・教材を専門に16年以上買取と販売を行い、500万名以上にご利用いただき、45万件以上の買取と4000万冊以上の取扱い(2025年1月時点)を行ってきた弊社が、赤本に配点が書いてない理由と、配点や採点基準を知る方法について解説していきます。また、記事の後半では、赤本の上手な活用の仕方についても紹介していきます。
目次
赤本とは?
赤本とは、過去の大学入試の問題が載っている過去問集のことです。教学社が発行しており、全国各地の大学や短期大学を合わせて、378大学614点もの赤本があります。
最新版の赤本の値段と発売日については、以下の記事でまとめています。
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赤本は、出題傾向を把握できる、過去問を解くことで現在の自分の実力をできるなどの利点があるため、受験生には非常に人気の本です。
赤本には配点が書いてない
このように受験生に非常人気の高い赤本ですが、ほとんどの場合、配点が書かれていません。なぜ配点が書いてないのでしょうか。実は、どうしても配点を載せられない理由があります。
配点が掲載されない理由は、そもそも大学側が公表していないため
赤本になぜ配点が書いてないかというと、採点する側の大学が公表していないためです。配点が公表されていないことで問題の配点基準がわからず、赤本を発行している教学社は配点を掲載できません。
さらに、配点基準となる解説なども公表されていないことが多い傾向にあります。大学によっては一部の問題について配点を公表している場合がありますが、ほとんどの大学は配点を公表していません。そのため、赤本の大半には配点が書かれていません。
科目ごとの配点や合格点は載っていることが多い
赤本は問題の配点が載っていないものの、科目ごとの配点や合格点を載せていることは多いです。
例
学部 | 試験区分 | 学科 | 配点 |
教育学部 | 共通テスト | 外国語 | 60点 |
国語 | 40点 | ||
地理歴史
または公民 または数学 |
40点 | ||
本学独自試験 | 適性試験
【教育・社会・看護学校・共通試験】 |
100点 |
(2021年度上智大学 一般選抜入学試験 共通テスト併用型 教育学部)
上記は、2021年度の上智大学の共通テストを併用した試験内容です。共通テストの点数と、上智大学が独自で行っているテストの2つを行い、両方の点数によって合否を決めます。
なお、共通テストのみで行う試験の場合は配点が大きく変わります。問題の内容についても、配点が公表されていない問題が大半なので、赤本単体で採点することは難しいでしょう。
配点がどうしても知りたい場合の対処法
配点がわからないと、自分が合格点なのか把握できず、勉強のやる気にも影響を与えてしまうかもしれません。そこで、どうしても配点を知りたい場合の対処法について、解説していきます。
大学ホームページのどこかに情報がないか調べてみる
多くの大学が入試の配点を公表していないなか、ホームページ上で配点を公表している大学も存在します。
ただし、公表している数は、大学の総数から見ると本当にわずかです。基本的に正しい入試の配点を知る方法は、大学が公表しているものを見るしかありませんから、志望している大学が公表していなければ、完全に正しい配点を知ることは、素直にあきらめましょう。
予備校が出している解答速報を参考にする
大手の予備校などでは、大学の解答速報を公表していることがあります。正式に公表されている配点ではありませんが、配点予想の目安として見ておくといいでしょう。さまざまな予備校や塾が解答速報を出しているため、複数の解答速報を見比べてみるのもひとつの手です。
自分で配点を予想・計算する
科目ごとの配点は公開されているので、問題数や問題の内容から、ある程度まで点数を予想することは可能です。たとえばマークシート式なら配点から問題数を割る、記述式なら単純な記述と長めの記述に分けて、配点を考えるなどの方法があります。
とはいえ、この方法はあくまでも予想にしかなりません。正確な配点とは異なる可能性も高いことには気を付けましょう。
赤本を最大限活用するための解き方
このように、正確には配点が分からない、予想はできても確実ではない赤本ですが、大学受験に欠かせない必須アイテムです。しかし、そんな赤本も、最大限に活用できなければあまり意味がありません。そこで最後に、赤本の上手な活用の仕方について解説していきましょう。
第1志望は5~10年分、第2志望以降も3年分は解く
赤本の過去問を解く際は、第1志望の大学は直近5~10年分、第2志望以降の大学も3年分は解くようにしましょう。
大学によっては、10年ほど前の問題でも出題パターンが大きく変わっていないことがあります。少し昔の問題であっても、十分参考になるでしょう。一方で、出題傾向が頻繁に変わっている大学もあります。そのような大学の場合は昔の問題を解いても対策にならないので、直近3年以内の過去問を集中的に解いていきましょう。
本番と同じ時間・順番で解く
赤本を最大限に活用したい場合は、本番と同じ時間・同じ順番で解くようにしましょう。本番と同じ環境を整えて問題を解くと、時間配分や問題を解く順番をどうするべきかがわかります。実際の入試の際に慌てないよう、練習のときから本番と同じ環境で赤本を解くようにしておきましょう。
一部の問題を解く場合でも制限時間を設ける
大問ごと、小問ごとに自分で設定した制限時間内に解答することも、効果的な勉強方法です。時間を区切ることで集中力アップにつながるだけでなく、実際の入試の際も時間配分を考えて取り組めるようになるでしょう。
全問解答できるまで何周もする
赤本の問題は、全問解答できるまで何周でも繰り返し解くようにしてください。ただし答えを暗記してしまうのではなく、きちんと内容を理解することが重要です。同じ過去問を何回も繰り返し解いてしまうと、答えを暗記してしまう可能性が高いので、一度解いた年度のものを寝かせておくのもいいでしょう。間違えた問題については、じっくりと解説を見て理解することが大切です。
赤本には回答を書き込まず、弱点克服ノートをつくる
赤本を解くときは直接解答を書き込まずに、自分の弱点克服ノートをつくることをおすすめします。赤本を使っていると、ついつい直接解答や計算式を書き込んでしまいそうになるものです。しかし解答を書き込んでしまうと、繰り返し解く際に邪魔になってしまいます。
解答はノートに書き込み、苦手な問題を繰り返し解くようにして、自分で弱点克服ノートをつくるようにしましょう。
記述問題は先生やチューターに添削してもらう
二次試験でよく見られる記述問題については、自分で採点せずに学校の先生や塾・予備校の講師に採点してもらうようにしましょう。記述問題は採点基準が大学の教授目線になるため、受験生自身での採点が非常に難しいものです。
学校の先生や塾・予備校の講師など、教師目線で採点が可能な人に採点してもらうことで、より入試に近い点数が出せるようになります。
まとめ
今回は、赤本に配点が書いてない理由や、配点を知りたい場合の対処法、赤本を最大限活用するための解き方について解説しました。
大学側が配点を公表しないかぎり、赤本に配点が掲載されることはありません。そのため配点や採点については、予備校の解答速報を参考にしたり、公開されている科目ごとの配点と問題数や問題の内容から自分で考えたりなど、さまざまな方法で予想をするしかないでしょう。
配点は大変気になるところですが、気にしすぎて実際の勉強がおろそかになっては意味がないため、配点は予想できたとしても目安にしておき、赤本を最大限活用して、来たる大学受験に挑むようにしましょう。
配点の予想にこだわるよりも、間違えた問題について理解したり、苦手な問題を繰り返し解いたり、出題パターンを把握したり、時間配分や問題を解く順番をどうするべきかを考えたりすることの方が、大切なことですよ。
なお、当ブログでは、赤本や参考書の使い方・活用アイデアなどについて、他にも役に立つ記事を公開しています。
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ぜひこれらの記事も参考にして、志望校合格に近づいてください。
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