高校数学のおすすめ参考書15選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

2024年5月29日買取コラム,参考書,選び方,おすすめの参考書

※2025年2月18日更新

ブックスドリーム 編集の玉置です。

いつも弊社ブログをお読み頂きありがとうございます。

高校数学は、これまで学んできた基礎をもとに、さまざまな方法で解答を導き出さなければなりません。難易度がグッとあがるため、数字を見るだけで逃げたくなる人も多いのではないでしょうか。

しかし、ご自身に合った参考書を活用すれば、無理なく苦手単元を克服できます。これまでわからなかった問題も解答できるようになるので、数学が苦手な人こそ、ぜひこのタイミングで参考書を1冊準備してみましょう。

今回は、参考書や赤本、予備校テキスト・教材を専門に16年以上買取と販売を行い、500万名以上にご利用いただき、45万件以上の買取と4000万冊以上の取扱い(2025年1月時点)を行ってきた弊社が、高校数学におすすめの参考書目的別に15冊ご紹介します。記事の後半では、志望校レベルに合わせた参考書ルートもご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

絶対に失敗しない!高校数学参考書の選び方

高校数学の参考書選びに失敗しないためには、以下5つのポイントを意識することが大切です。

<高校数学参考書の選び方>
①目的で選ぶ
②種類で選ぶ
③得意・不得意で選ぶ
④1日、1週間の勉強時間で選ぶ
⑤試験から逆算して選ぶ

それぞれを解説していきます。

①目的で選ぶ

高校数学の参考書は、授業についていくため、授業内容を先取りするため、受験勉強で数学を勉強するためなど、目的に合ったものを選びましょう。

参考書は、各社がさまざまな目的に合わせ、レベルや内容を変えて出版しています。目的に合わせたものを選ばなければ、目標とする成果を得られない、最後まで問題を解ききれないといった問題が生じてしまいます。購入前には、必ず内容を確認しておくことが重要です。

②種類で選ぶ

数学の参考書には、網羅型・実践型・単元別問題集・教科書ガイドのように、いくつか種類があります。数学の参考書は、種類によって以下のように特徴やおすすめの人が異なります。どのような理由で、数学の参考書が必要だと考えているのかを明確にすると、自分にあった参考書を見つけやすいです。

数学参考書の種類とおすすめの人

種類 特徴 おすすめの人
網羅型 高校数学の全範囲を網羅している参考書。ページ数が多いものの、基礎から応用まで問題が載っているため、高校数学を徹底理解する際に便利。 ・大学受験用に高校数学をマスターしたい人

・大学受験まで時間がある人

・高校数学を学びたい文系の人

実践型 過去数年間、センター試験や共通テストで出題された数学問題をまとめた参考書。

大学の過去問から数学問題を抜粋した、難易度の高い参考書もあり。

・共通テスト対策として高校数学を学びたい人

・ある程度、高校数学をマスターしている人

単元別問題集 高校数学の単元ごとにまとめられている参考書。苦手な単元を克服したいときに便利。 ・高校数学の中で苦手な単元が明確にわかっている人

・苦手な単元を徹底的に克服したい人

教科書ガイド 高校数学の授業で実際に使用している教科書の解説書。教科書に沿って、わかりやすく解説が記載されている。 ・授業だけでは高校数学の内容が理解できない人

・予習や復習を効率よく進めたい人

・実際に使用している数学の教科書を使って勉強したい人

③得意・不得意で選ぶ

高校数学の参考書を選ぶ際は、得意・不得意な単元を明確にして選ぶのもおすすめです。

数学がある程度できる場合、参考書を使って得意な単元を伸ばしていけば、テストでさらに高得点を目指せます。また、不得意な単元がある場合は、簡単な参考書で基礎からじっくり固めていくことで克服につながり、テストの点数を底上げすることも可能です。

④1日、1週間の勉強時間で選ぶ

高校数学の参考書を選ぶ際は、1日、1週間の勉強時間をもとに選ぶのも良いでしょう。

参考書は1回解いたら終わりではなく、何度も同じものを解き直すことで知識が定着します。そのため、1日または1週間でどれだけ数学の勉強時間を確保できるかにより、購入する参考書の難易度やページ数を変える必要があるのです。

目安として、1日最低でも1時間、1週間で5時間の数学の勉強時間を確保できない場合は、高校数学の基礎となる二次関数や確率を最優先に習得できる参考書を選びましょう。1日1時間以上、または1週間で5時間以上の勉強時間が取れる場合や、二次関数・確率を完璧にマスターしている場合は、テストで頻出する単元を効率よく勉強できる参考書がおすすめです。

⑤試験から逆算して選ぶ

高校数学の参考書は、大学入試や定期テストなどの本番で最大限の効果が発揮できるよう、試験日から逆算して無理なく利用できるものを選びましょう

試験まで時間がある場合は、高校数学を幅広くカバーできる分厚い参考書がおすすめです。分厚い参考書には丁寧な解説がついているだけでなく、基礎問題から応用問題まで多くの問題が掲載されているので、じっくりと数学の基礎を固められます。

一方、試験まで時間がない場合は、効率よく必要な単元のみをカバーできる薄い参考書がおすすめです。薄い参考書では、試験に頻出する問題や、高校数学の重要ポイントをメインに掲載しているため、効率よく試験対策を行えます。

また、大学入試用に数学の参考書を購入する場合は、試験当日までに自分のレベルが志望校合格レベルに達するよう、適切な順番で参考書を何冊か解いていくことも大切です。記事後半の「高校数学のおすすめ参考書ルート」では、志望校のレベル別におすすめの参考書ルートをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

高校数学のおすすめ参考書【苦手な人、基礎固め向け】

高校数学が苦手な人、または基礎を固めたい人には、以下5つの参考書がおすすめです。

<高校数学のおすすめ参考書【苦手な人、基礎固め向け】>
・チャート式 解法と演習(黄チャート)
・チャート式 基礎と演習(白チャート)
・入門問題精講
・高校これでわかる 数学
・解きたくなる数学

それぞれどのような参考書なのか、内容をご紹介します。

チャート式 解法と演習(黄チャート)

黄チャートと呼ばれる「チャート式 解法と演習」は、数Ⅰ+Aと数Ⅱ+Bをそれぞれ網羅できる参考書です。

チャート式解法と演習数学I+A(黄チャート)

チャート式解法と演習数学I+A(黄チャート)
チャート式解法と演習数学I+A(黄チャート)

定理や公式は、各単元の基本事項でシンプルにまとめられているため、忘れたときもすぐに見返しができます。また、例題ページには、問題解法の最重要ポイントが赤文字で掲載されているので、問題を解く際の注意点や導き方を定着させながら、効率よく学習することが可能です。

チャート式 基礎と演習(白チャート)

チャート式基礎と演習数学Ⅰ+A(白チャート)

チャート式 基礎と演習(白チャート)
チャート式 基礎と演習(白チャート)

白チャートと呼ばれる「チャート式 基礎と演習」は、高校数学が苦手な人でも学びやすいよう、数Ⅰ+Aと数Ⅱ+B、それぞれ基本的なことからわかりやすく解説している参考書です。教科書と併用して使うことで、より理解が深まります。

また、解法の重要ポイントだけでなく、解法の手順も示されています。どのように計算したら答えが出るのか、1つずつ確認しながら問題を解き進められる点も特徴です。

数Ⅰ+Aは、数学が苦手な人でも最後までやりとげられるよう、図を使った説明や細かい補足説明、公式の振り返りが各所に盛り込まれています。また、数Ⅱ+Bは、例題が基礎・問題・発展の3段階で出題されていたり、キャラクターが対話形式で問題を解説してくれたりするため、数学に対して苦手意識が強い人でも使いやすいです。

入門問題精講

数学Ⅰ・A 入門問題精講

数学Ⅰ・A 入門問題精講
数学Ⅰ・A 入門問題精講

「入門問題精講」は、問題の考え方や公式を講義形式で解説したあとに、問題が出題される参考書です。

数Ⅰ+Aと数Ⅱ+Bで参考書がわかれており、単元ごとにつまずきやすい部分や事柄に、注意やコメントが入っています。また、例題は数学の基礎力をつけるための基本問題ばかりが出題されているので、高校数学の基礎固めをしたいときにぴったりの参考書です。

高校これでわかる 数学

高校これでわかる 数学I+A

高校これでわかる 数学I+A
高校これでわかる 数学I+A

「高校これでわかる 数学」は、教科書レベルの基礎問題が中心に出題されている参考書です。数Ⅰ+Aと数Ⅱ+Bが、別冊で販売されています。

つまずきやすい単元も、わかりやすく図で解説されていたり、キャラクターによる解説が入っていたりするため、数学が苦手な人でも基礎から楽しく高校数学を学ぶことが可能です。

また、各章には定期テストで出題されやすい問題も載っているので、中間・期末用の参考書としても活用できます。

解きたくなる数学

解きたくなる数学

解きたくなる数学
解きたくなる数学

「解きたくなる数学」は、NHKの「ピタゴラスイッチ」制作メンバーが手がけた参考書です。

対象年齢は中学生以上となっているので、高校数学に特化した本ではありません。しかし、魅力的な写真や独特な出題形式により、数学に対する苦手意識を克服できます。数字を見るだけで嫌になってしまう人も、解きたくなる数学を読めば、数学の楽しさに思わず引き込まれてしまうでしょう

高校数学のおすすめ参考書【得意にしたい人、応用・受験勉強向け】

高校数学を得意科目にしたい人や、受験勉強を頑張りたい人には、以下6冊の参考書がおすすめです。

<高校数学のおすすめ参考書【得意にしたい人、応用・受験勉強向け】>
・大学への数学 1対1対応の演習
・チャート式 基礎からの数学(青チャート)
・チャート式 大学入学共通テスト対策(緑チャート)
・基礎問題精講
・標準問題精講
・NEW ACTION LEGEND

それぞれどのような参考書なのか、ご紹介していきます。

大学への数学 1対1対応の演習

1対1対応の演習/数学A

1対1対応の演習/数学A
1対1対応の演習/数学A

「大学への数学 1対1対応の演習」は、高校数学の基礎問題から標準問題を確実に解けるよう、数Ⅰ・数A・数Ⅱ・数Bの4冊に分けて高校数学を学べる参考書です。

各単元では、例題と理解度確認の演習問題が1対1で出題されるため、単元に対する理解度が深まり、自然と大学入試レベルの実践力が身につきます。また、解法は実践的で自然なものを採用しているので、大学入試本番でも無理なく使用することが可能です。

チャート式 基礎からの数学(青チャート)

チャート式 基礎からの数学(青チャート)

チャート式 基礎からの数学(青チャート)
チャート式 基礎からの数学(青チャート)

青チャートと呼ばれる「チャート式 基礎からの数学」は、高校数学の日常学習から大学入試の発展的な問題までを、もれなく掲載している参考書です。青チャートは、数Ⅰ+Aと数Ⅱ+Bの2冊に分けて高校数学を勉強できます。

例題ページでは、解法のポイントや問題解決の方針をどのように立てたら良いのかを詳しく解説しているため、解法にたどり着くまでの過程を確実に把握することが可能です。また、各例題には、関連する例題の番号や基本事項が書かれているページが記載されています。わからないときは、すぐに参考となる問題やページを読み直すことも可能です。

チャート式 大学入学共通テスト対策(緑チャート)

チャート式 大学入学共通テスト対策(緑チャート)

チャート式 大学入学共通テスト対策(緑チャート)
チャート式 大学入学共通テスト対策(緑チャート)

緑チャートと呼ばれる「チャート式 大学入学共通テスト対策」は、高校数学の基本事項の確認から共通テスト対策まで、1冊で完了する参考書です。1冊で、数Ⅰ+Aと数Ⅱ+Bを学べます。

各章、以下の順で問題が出題されるため、1つの単元を徹底的に理解することが可能です。

1.基本例題(基本的な事項や公式の確認)
2.CHECK(基本例題の定着確認)
3.重要例題(発展問題)
4.練習(重要例題の定着確認)
5.演習問題(共通テストで出題される内容を想定した問題)
6.問題(演習問題の定着確認)
7.実践問題(共通テストの本番レベルを想定した実践的な問題)

また、巻末には共通テストを予想したテスト問題が1回分収録されているので、試験の練習もできます。

基礎問題精講

数学I・A基礎問題精講

数学I・A基礎問題精講
数学I・A基礎問題精講

「基礎問題精講」は、数Ⅰ+Aと数Ⅱ・B+ベクトルの2冊で、大学受験合格への基礎力を万全にできる参考書です。

入試に出題される基本的なテーマを、数Ⅰ+Aは154テーマ、数Ⅱ・B+ベクトルは183テーマを取り上げているので、1冊で教科書から大学入試への橋渡しが完成します。

また、数Ⅱ・B+ベクトルの参考書では、通常、数学Cの単元であるベクトルを収録することで、効率よく入試対策を行えるようにしている点が特徴です。

標準問題精講

数学Ⅰ・A標準問題精講

数学Ⅰ・A標準問題精講
数学Ⅰ・A標準問題精講

「標準問題精講」は、難関私立大学・国公立二次試験を受験する人向けの参考書です。高校数学を、数Ⅰ+A、数Ⅱ・B+ベクトルの2冊で学びます。数Ⅱ・B+ベクトルの参考書には、入試対策しやすいよう、数学Cの単元であるベクトルが収録されている点も特徴です。

難関大学入試で合否のわかれ目となる問題を、数Ⅰ+Aから124題、数Ⅱ・B+ベクトルから183題、標準問題として記載されています。

単に入試で頻出する問題を解くだけでなく、問題のどこに着目してどのように考えるか、そのうえでどのような解法を組み立てられるかを学ぶことが可能です。

NEW ACTION LEGEND

NEW ACTION LEGEND数学I+A

NEW ACTION LEGEND数学I+A
NEW ACTION LEGEND数学I+A

「NEW ACTION LEGEND」は、すべての例題へ回答に至るまでのプロセスが、図解や対比で記載されている参考書です。なぜその回答が導き出されるのかを視覚的に理解できるため、各テーマの理解度が高まります。

高校数学の参考書は、数Ⅰ+A、数Ⅱ+Bの2冊が代表的です。いずれも参考書に記載されている重要な例題は、QRコードを読み込むことで、先生によるわかりやすい解説動画を見ながら、繰り返し学習することが可能です。

高校数学のおすすめ参考書【旧帝大・難関私立・医学部受験向け】

旧帝大・難関私立大・医学部を受験したい人には、以下4冊の参考書がおすすめです。

<高校数学のおすすめ参考書【旧帝大・難関私立・医学部受験向け】>
・チャート式(赤チャート)
・Focus Gold 4th Edition
・理系数学の良問プラチカ
・文系数学の良問プラチカ

それぞれどのような特徴を持つ参考書なのか、見ていきましょう。

チャート式(赤チャート)

チャート式(赤チャート)

チャート式(赤チャート)
チャート式(赤チャート)

赤チャートと呼ばれる「チャート式」は、数Ⅰ+A、数Ⅱ+B、数Ⅲ+Cの3種類が販売されており、数学参考書の最高峰と呼ばれています。

補充問題が用意されているだけでなく、理解を助けるサポートコンテンツがカラーで記載されているので、複雑な問題も理解度を深めながら定着させることが可能です。

参考書には、教科書レベルの基礎問題から実践的なハイレベル問題までが記載されているため、最難関国公立・私立大学を目指す人が使いやすい内容となっています。

Focus Gold 4th Edition

Focus Gold 4th Edition

Focus Gold 4th Edition
Focus Gold 4th Edition

「Focus Gold 4th Edition」は、基本から標準・応用問題まで必要な例題をもれなく取り上げることで、徹底して高校数学の理解を図れるよう工夫された参考書です。現在は、数Ⅰ+A、数Ⅱ+B、数Ⅲの3冊が出版されています。

すべての単元において「check」「例題」「Step up問題」「章末問題」の4段階で問題が出題されているため、どんなに複雑な問題でも基礎を押さえながら、応用問題まで学習することが可能です。

また、参考書内には、過去に大学入試で出題された良質な問題がそのまま掲載されています。問題には詳しい解説もついているので、繰り返し問題を解くことで、自然と難関公立・私立大学入試への対応力を身につけることが可能です。

理系数学の良問プラチカ

理系数学の良問プラチカ

理系数学の良問プラチカ
理系数学の良問プラチカ

》「理系数学の良問プラチカ」は、主に国公立大二次試験、私立大学試験対策に標準を合わせて作られた高校数学の参考書です。1冊の中に、数学Ⅰ、A、Ⅱ、B、Cの単元が含まれています。

参考書内に掲載されている問題は、全国で実施された大学入試の出題傾向と特徴を分析したもののうち、頻出・典型・良問の3種に当てはまるものを厳選して掲載しています。解答には、問題の解き方や考え方も詳しく記載してあるため、記述式の問題にも対応できる参考書です。

文系数学の良問プラチカ

文系数学の良問プラチカ

文系数学の良問プラチカ
文系数学の良問プラチカ

「文系数学の良問プラチカ」は、文系数学必須の159題を厳選して掲載した、国公立第二次試験、私立大学試験対策用の参考書です。1冊の中に、数学Ⅰ、A、Ⅱ、B(数列)、C(ベクトル)の単元が含まれています。

文系数学の良問プラチカも、理系数学の良問プラチカ同様に、全国で実施された大学入試の出題傾向と特徴を分析したもののうち、頻出・典型・良問の3種に当てはまる問題が掲載されています。

文系難関大学入試の数学では、数Ⅰ+A、数Ⅱ+Bが重要です。プラチカシリーズを使いたい場合は、理系数学の良問プラチカではなく、文系数学の良問プラチカの利用がおすすめです。

高校数学のおすすめ参考書ルート

この項目では、志望する大学のレベル別に、高校数学のおすすめ参考書ルートをご紹介します。参考書を上手く活用すれば、効率よく志望校への合格を勝ち取ることも可能なので、ぜひ参考にしてみてください。

文系MARCHレベルの参考書ルート

文系MARCHレベルへの受験を考えている人には、以下の参考書ルートがおすすめです。

<文系MARCHレベルの参考書ルート>
1.文系の数学 重要事項完全習得編
2.文系の数学 実践向上編

文系MARCHレベルを目指す場合は、まず「文系の数学 重要事項完全習得編」を使い、高校数学の基礎問題で身につけた考え方を使う練習を行いましょう。使い方がわからない場合は、解答に記載されている解説を読むことで、自分のものにすることが可能です。

文系の数学 (重要事項完全習得編)

文系の数学 (重要事項完全習得編)
文系の数学 (重要事項完全習得編)

また、入試問題では、より難易度の高い問題が出てくるため「文系の数学 重要事項完全習得編」を完璧にものにしたあとは「文系の数学 実践向上編」で実践力をあげる練習を行いましょう。実践向上編では、急激に問題の難易度があがります。しかし、ここまで解けるようになれば、文系MARCHレベルの大学入試も十分に戦うことが可能です。

文系の数学 実践向上編

文系の数学 実践向上編
文系の数学 実践向上編

理系MARCHレベルの参考書ルート

理系MARCHレベルの受験を考えている人には、以下の参考書ルートがおすすめです。

<理系MARCHレベルの参考書ルート>
1.文系の数学 重要事項完全習得編
2.数学Ⅲ 重要事項完全習得編
3.理系数学入試の核心 標準編

理系MARCHレベルを受験する場合は「文系の数学 重要事項完全習得編」と「数学Ⅲ 重要事項完全習得編」の2冊を使うことで、理系大学受験に必要な数Ⅰ、A、Ⅱ、B、Ⅲの基礎を習得できます。

文系の数学 (重要事項完全習得編)

文系の数学 (重要事項完全習得編)
文系の数学 (重要事項完全習得編)

数学III 重要事項完全習得編

数学III 重要事項完全習得編
数学III 重要事項完全習得編

ただし、これだけでは、理系MARCHレベルの受験に太刀打ちできません。最後は、高校数学の参考書でも難易度が高い「理系数学入試の核心 標準編」を使いましょう。

こちらは、数Ⅰ+Aから数Ⅲ+Cまでの理系入試における典型・頻出問題を、1冊に150題凝縮した参考書です。特に、理系入試で合否を分ける数Ⅲ+Cの内容を重点的に扱っているので、最後の仕上げに使う参考書としてぴったりです。

文系早慶レベルの参考書ルート

文系早慶レベルの受験を考えている人には、以下の参考書ルートがおすすめです。

<文系早慶レベルの参考書ルート>
1.ゴールデンルート 数学ⅠA・ⅡB(応用編)
2.文系数学の良問 プラチカ

文系早慶レベルの大学を狙う場合は、高校数学の参考書でトップレベルに難易度が高い、プラチカシリーズを完璧に仕上げることが大切です。

文系数学の良問プラチカ

文系数学の良問プラチカ
文系数学の良問プラチカ

ただし、いきなり「文系数学の良問 プラチカ」に取りかかるのは厳しい人が多いかもしれません。まずは「ゴールデンルート 数学ⅠA・ⅡB(応用編)」を使い、解法の導き方を徹底的に叩き込みましょう。こちらの参考書は、反復練習のしやすい40題で構成されているため、難関大入試で頻出する典型問題を効率的に攻略できます。

大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B

大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B
大学入試問題集 ゴールデンルート 数学1A・2B

理系早慶レベルの参考書ルート

理系早慶レベルの受験を考えている人には「数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+ベクトル 上級問題精講」の利用がおすすめです。

数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+ベクトル 上級問題精講

数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+ベクトル 上級問題精講
数学Ⅰ+A+Ⅱ+B+ベクトル 上級問題精講

こちらの参考書は、東大・京大・一橋大学・東京科学大学(東工大)レベルの大学を目指す人向けに作られた参考書です。難関大受験に対応できるよう、時間をかけて解答を導き出すための問題が167題出題されているため、思考力を鍛える参考書としておすすめできます。

理系早慶レベルの入試になると、パターン化された問題はほぼ出題されないので、さまざまな糸口で解答を導き出さなくてはなりません。そのため、ハイレベルなこちらの参考書を利用し、ここまで学習してきたものを総動員して、解答を導き出す練習が必要です。

文系旧帝大レベルの参考書ルート

文系旧帝大レベルの受験を考えている人には、以下の参考書ルートがおすすめです。

<文系旧帝大レベルの参考書ルート>
1.初めから始める数学Ⅰ・A、Ⅱ・B
2.基礎問題精講Ⅰ・A、Ⅱ・B
3.標準問題精講Ⅰ・A、Ⅱ・B
4.チャート式 基礎からの数学(青チャート)

文系旧帝大レベルは、数学の出題レベルもケタ違いに高いので、絶対的に基礎を押さえておく必要があります。そのため、1問でも解き方がわからない問題がある場合は「初めから始める数学Ⅰ・A、Ⅱ・B」や「基礎問題精講Ⅰ・A、Ⅱ・B」の参考書を活用し、解き方を徹底的に叩き込んでおきましょう。

初めから始める数学

初めから始める数学
初めから始める数学

数学I・A基礎問題精講

数学I・A基礎問題精講
数学I・A基礎問題精講

その後は「標準問題精講Ⅰ・A、Ⅱ・B」や「チャート式 基礎からの数学(青チャート)」を利用し、少しずつステップアップしていく方法がおすすめです。

数学Ⅰ・A標準問題精講

数学Ⅰ・A標準問題精講
数学Ⅰ・A標準問題精講

チャート式 基礎からの数学(青チャート)

チャート式 基礎からの数学(青チャート)
チャート式 基礎からの数学(青チャート)

理系旧帝大・医学部レベルの参考書ルート

理系旧帝大・医学部レベルの受験を考えている人には、以下の参考書ルートがおすすめです。

<理系旧帝大・医学部レベルの参考書ルート>
1.チャート式 基礎からの数学(青チャート)
2.標準問題精講
3.やさしい理系数学

理系旧帝大・医学部の入試問題では、国内最難関レベルの数学問題が出題されます。偏差値も70以上ないと合格は厳しいとされているため、まずは「チャート式 基礎からの数学(青チャート)」や「標準問題精講」を活用し、基礎から応用まで固めていきましょう。

チャート式 基礎からの数学(青チャート)

チャート式 基礎からの数学(青チャート)
チャート式 基礎からの数学(青チャート)

数学Ⅰ・A標準問題精講

数学Ⅰ・A標準問題精講
数学Ⅰ・A標準問題精講

その後は、ここまで学習してきた解法の導き方をどういう手順で活用すれば正解にたどり着くのかを、「やさしい理系数学」で練習します。

やさしい理系数学

やさしい理系数学
やさしい理系数学

やさしい理系数学は、理系受験生に必須の50テーマが掲載されている参考書です。計算力・論証力・発想力・数学的センスを磨く演習問題も150題収録されているので、何度も繰り返し問題を解き、多くの解答法を身につけていきましょう。

まとめ

今回は、高校数学のおすすめ参考書を目的別に15冊ご紹介しました。

参考書には多くの種類がありますが、目的別に最適なものを選ぶことで、苦手な数学を克服できます。ただし、数学の参考書は複数冊を同時に取り組むのではなく、1冊を何回も周回することが大切です。本記事を参考に、ご自身に合った参考書を1冊見つけてみてください。

また、大学受験用に数学の参考書を探している方は、今回ご紹介した参考書ルートを参考に、志望校レベルに合わせたものを準備しておくと良いでしょう。

 


なお、当ブログの以下の記事では、受験勉強をするにあたって必要不可欠な参考書の正しい選び方や参考書選びのコツ、高校生におすすめのわかりやすい参考書と教科別・志望校別におすすめの参考書、参考書を買ってから効率よく勉強するためのコツや注意点、参考書の使い方や読み方・書き込みのコツについても紹介しています。是非こちらも参考にして志望校合格を勝ち取ってください。

【関連記事】【中高生向け】参考書・問題集はこうやって選ぶ!失敗しないためのポイントを解説します

【関連記事】参考書・問題集選びは大学受験成功に大きく関わる!参考書・問題集の選び方のポイントについて解説

【関連記事】高校生におすすめのわかりやすい参考書12選!参考書選びのコツまで解説

【関連記事】【大学受験】教科別おすすめの参考書まとめ|入試対策は参考書選びが重要!

【関連記事】参考書の効率的な使い方(読み方)とは?勉強がはかどる活用法を徹底解説!

【関連記事】参考書への書き込みのコツを徹底解説!売る際に支障のない書き込みも紹介

【関連記事】参考書はボロボロになるまでやりこむべき!参考書の選び方ややりこむ方法まで解説

【関連記事】参考書マニアは受験に落ちる?その理由から参考書を正しく選ぶポイントまで解説

【関連記事】「教科書」と「参考書」それぞれの意味や違いを解説!使い分け方も解説します

【関連記事】成績アップしたい高校生必見!数学参考書の選び方や効率的な勉強法を解説

【関連記事】高校数Ⅲ・Cのおすすめ参考書9選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】英文解釈のおすすめ参考書8選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】英語長文のおすすめ参考書13選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】英作文のおすすめ参考書10選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】【大学受験】おすすめ英単語帳10選と効率よく覚えるポイントとは?

【関連記事】現代文のおすすめ参考書15選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】古文のおすすめ参考書13選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】古文をマスターする勉強法を徹底解説!学習がはかどるおすすめ参考書も紹介

【関連記事】【大学受験】小論文のおすすめ参考書13選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】大学受験の漢字は対策すべき?勉強方法やおすすめ参考書を紹介

【関連記事】【日本史】用途別のおすすめ参考書まとめ|自分に合った1冊を選ぶ方法も解説します

【関連記事】成績アップにつながる日本史の勉強法とは?NG方法やおすすめ参考書も紹介!

【関連記事】世界史のおすすめ参考書10選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】地理のおすすめ参考書9選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】現代社会(公共)の参考書はどれが良い?おすすめ10冊を共通テスト・定期テスト別に紹介

【関連記事】高校物理のおすすめ参考書10選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】化学のおすすめ参考書12選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】高校生物のおすすめ参考書7選!選び方やレベル別の参考書ルートも紹介

【関連記事】【用途別】東大英語のおすすめ参考書まとめ|大問ごとの傾向と対策を解説します

【関連記事】【教科別】医学部受験におすすめの参考書!面接・小論文対策もご紹介

【関連記事】鉄緑会の参考書まとめ|なぜ鉄緑会の問題集がおすすめなのかを徹底解説

また、参考書の購入を検討されている方や、自宅に使っていない参考書がある方は、是非弊社の販売サービスや買取サービスのご利用をご検討ください。

弊社は、参考書、専門書、医学書や大学の教科書、赤本、予備校テキスト、塾テキスト、教材といった受験や勉強・資格、学問・研究等に関する書籍を専門に買取と販売を行ってきました。今年で創業から16年目を迎えます。これまでに500万名以上のお客様にご利用いただき、45万件以上の買取と4000万冊以上の取扱い(2025年1月時点)をしてきました。

Amazonマーケットプレイスや楽天市場・ヤフーショッピング・ヤフオク!ストア・メルカリ・ラクマでも多くの参考書・問題集・赤本・専門書・医学書・予備校テキスト・教材を販売しており、専門店としてネット最大級の品揃えとなっています。

販売サイト紹介
販売サイト紹介

ブックスドリーム 参考書・専門書・医学書専門店(Amazonマーケットプレイス)

参考書・問題集・赤本・専門書・医学書を専門に40万冊以上の書籍を取り揃えています。

ブックスドリーム 参考書・専門書・医学書専門店
ブックスドリーム 参考書・専門書・医学書専門店

ブックスドリーム 学参ストア(ヤフオク) 本店2号店

参考書・問題集・赤本・専門書・医学書・予備校テキスト・教材を専門に25万点、50万冊以上の商品を取り揃えています。本店は主に市販の参考書・問題集・赤本・専門書・医学書、2号店は主に予備校テキスト・教材・絶版参考書・古書を出品しています。

ブックスドリーム 学参ストア 2号店
ブックスドリーム 学参ストア 2号店

ブックスドリーム 学参ストア(ヤフーショッピング) 本店2号店

ブックスドリーム 学参ストア(ヤフーショッピング店)
ブックスドリーム 学参ストア(ヤフーショッピング店)

参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム 楽天市場店

参考書・問題集・赤本・専門書・医学書・予備校テキスト・教材を専門に25万点、50万冊以上の商品を取り揃えています。

参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム 楽天市場店
参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム 楽天市場店

参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム メルカリShops

参考書・問題集・赤本・専門書・医学書・予備校テキスト・教材を専門に25万点、50万冊以上の商品を取り揃えています。

参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム メルカリShops
参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム メルカリShops

参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム ラクマ公式ショップ

参考書・問題集・赤本・専門書・医学書・予備校テキスト・教材を専門に25万点、50万冊以上の商品を取り揃えています。

参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム ラクマ公式ショップ
参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材専門店 ブックスドリーム ラクマ公式ショップ

Amazonマーケットプレイス・楽天市場・ヤフーショッピング・ヤフオク!ストア・メルカリ・ラクマの弊社ネット販売では、商品到着後30日間の返品保証があります。万が一、商品に不備があった場合は、商品到着後30日間であれば返品が可能です。返品時にかかる送料も負担しているので、実物が確認できないネット購入でも安心して利用できます。

また、Amazonで出店している「ブックスドリーム 参考書・専門書・医学書専門店」では、マケプレお急ぎ便が利用可能です。速達扱いの方法で発送し、最短で翌日にはお届けできるので便利です。楽天市場・ヤフーショッピング・ヤフオク!ストア・メルカリ・ラクマの弊社ネット販売では、全てネコポス・レターパック・宅配便等の速達扱いで追跡番号のある送付方法で発送し、最短翌日、全国2日以内で到着します。

自分にあった参考書を安く手に入れるにはぴったりですよ。


また、受験で使用した参考書や問題集、赤本の処分にお困りであれば、参考書の買取を専門に行っている弊社が運営している「学参プラザ」がおすすめです。「学参プラザ」では、予備校のテキストや教材の買取もしています。

弊社は、参考書、専門書、医学書や大学の教科書、赤本、予備校テキスト、塾テキスト、教材といった受験や勉強・資格、学問・研究等に関する書籍を専門に買取と販売を行ってきました。今年で創業から16年目を迎え、これまでに45万名以上のお客様から買取させていただき、4000万冊以上の取扱い(2025年1月時点)をしてきました。

学参プラザ
参考書・赤本・予備校テキストの専門買取店 学参プラザ
取扱実績
取扱実績

宅配買取なので全国から利用でき、どこでも送料無料、かつ着払いで簡単に買取を利用できます。また、最新版の赤本や人気・定番の参考書・問題集、人気の予備校テキスト・教材の買取価格保証を多数取り揃えていて、多少の書き込みがある参考書や使用感・汚れ・傷みなどがある参考書も買取可能です。

最新版赤本の買取価格保証
最新版赤本の買取価格保証
学参プラザの買取価格保証
学参プラザの買取価格保証

LINEでの問い合わせやLINEでの申し込みにも対応しており、メールアドレス不要で利用できます。

買取代金の受け取り方法も、銀行振り込みだけでなく、Amazonギフト券、PayPay、nanaco、楽天edy、Google Play ギフトコード、レコチョク、現金書留と多数用意されています。

選べる買取代金受取方法
選べる買取代金受取方法

査定は、品質基準を満たしたスタッフだけが行うことができ、専門スタッフが一冊一冊丁寧に行っています。

学参プラザではさまざまなキャンペーンを行っており、条件を満たすことでさらにお得に売却することができます。また、以下のようなお得な買取価格アップキャンペーンも行っています。

買取価格 最大84%アップ(1.84倍)

お客様のご利用が就学困難な子どもたちや恵まれない子どもたちへの支援になる「ボランティアプログラム」も行っています。

ボランティアプログラム

ホームページから簡単に申込みができるので、役目を終えた参考書や赤本を処分したいという方は、学参プラザを利用してみてはいかがでしょうか。

弊社の買取サイトと買取事業については以下からご覧頂けます。全国どこからでも送料無料、かつ着払いで簡単にお売りいただけます。

買取サイト・買取事業紹介
買取サイト・買取事業紹介

整理やご処分、ご売却に、ぜひお役立てください。


そして、当ブログの以下の記事では、参考書や赤本、大学受験の予備校テキスト・教材を高く売るためのコツやおすすめ買取店も紹介しています。買取サービスを利用するにあたって知っておくべきことや、知っておくと得することを厳選して紹介しています。

【関連記事】参考書は買取できる?買取に出すメリットや高く売る方法までご紹介

【関連記事】【専門店が教える】参考書買取でおすすめ10店と高値で売るための知恵袋

【関連記事】赤本買取でおすすめの6店と買取相場や高く売る方法を徹底解説

【関連記事】予備校テキストの売り方とおすすめ買取店7店を紹介。売る時の注意点も徹底解説

【関連記事】大学受験参考書・赤本の高価買取商品と高く売るコツまとめ

ぜひこれらも参考にして、納得のいく買取につなげてください。

最後までお読み頂きありがとうございました!

投稿者プロフィール

ブックスドリーム 編集部
ブックスドリーム 編集部ブックスドリーム 編集部
参考書・専門書・医学書、大学の教科書、予備校テキスト・教材を専門に買取・販売しています。専門店として創業16年。45万件以上の買取と4000万冊以上の取扱いを行ってきました。 インターネットから申し込みをして宅配便の着払いで送るだけの簡単買取。全国から送料無料。ご希望の方には段ボール無料送付サービスも行っています。
こちらのブロブでは、当社の最新情報や業務風景、スタッフの紹介の他、参考書・専門書・医学書・予備校テキスト・教材などに関する様々な情報を投稿しています。